救命浮き輪、久喜市側にない! 【「変」だ】
久喜市と鷲宮町、幸手市の境を流れる葛西用水、10年くらい前(?)に大改修されて3面護岸になった。
利根川から引いた用水を、一滴たりとも地面に浸透させないぞ、ということで、土の土手だったのを完全にコンクリートで固めてしまった。
これは当時、地元の農林族議員が引っ張ってきた巨大公共事業だったが、関係者の間でも「土手の状態で何の問題もないのに、不要な工事で金のむだ遣いだ」という批判はあった。
まあそれはそれとして、コンクリート護岸だから、万が一用水に転落したら、まったくつかまるところはない。
土手だったら、土のデコボコや草にもつかまれたかもしれないが、コンクリートの完全に平らな垂直の壁では、手を引っ掛けることもできないで流されていくしかない。
それで、ところどころに救命浮き輪が用意されているのだが、これが幸手側、鷲宮側のフェンスにだけ設置されていて、久喜市側にはない!! ということに気がついた。
もしも久喜市側を歩いている人が、川に落ちて流されている人を発見したら、500mおきくらいにある橋を渡って、反対側の岸まで走っていって、そこのフェンスにぶら下がっている救命浮き輪を取りに行かなきゃならないというわけだ。
あるのが「変」なんじゃなくて、久喜市側の岸にないのは絶対に「変」だと思う。
せめて、橋のところにでも設置しておけば良かったのにと思うのだが…。
by tomoni_k | 2009-09-02 18:36 | 「変」だ