【「いいもの」だけど】 「安全でおいしい久喜の水」

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  昨年10月から、久喜市水道部で「安全でおいしい久喜の水」を製造販売している。
 ペットボトル500mlを2万本製造して168万円、製造元は(株)秩父源流水への委託である。
 製造原価は1本85円、販売単価は100円で、市内4か所の浄水場の他、民間6商店で委託販売していて、1月末までの約3か月で2500本が売れた。
 コンセプトは、「新久喜市合併を記念して、安全でおいしい久喜の水をPRするとともに、災害時の備蓄用として製造しました。地下約270mの水脈から汲み上げた清らかで安定した深井戸水をボトリングしたものです」となっている。
 水道水とは違って、井戸水だけを殺菌消毒したものだそうで、確かに“おいしい”感じはする。
 しかし実際にはほとんど宣伝もしていないので、知られていない、どこで買えるのかもわからないというのでは、市の水道部が本当にこれを売ろうという気があるのかどうかも疑問なのだ。
 実際に吉羽浄水場に行って買ってきたのだが、靴を脱いで2階に上がってドアを開けたとたんに職員の視線がこちらに集まった。
 「すみません」と声をかけると近くの席にいた一人の職員が寄ってきた。
 「水がほしいんですが」「何本ですか?」「4本ください」、その職員が奥の方のロッカーの中の箱から冷えていないペットボトルを取り出してビニル袋に入れてこちらへ持ってくる。(袋は必要かどうかを聞くことはなかった。)
 400円を渡すと、奥の方でパソコン操作を始めたので何をしているかと聞くと、「領収書を作っています」と答えたので、「いりません」と言って帰ってきた。
 4本の水を買うのにこの手間である。
 これではわざわざ買いに行く市民がいるはずはない。
 まさに「武家の商法」ではないか。

 久喜市の水道部のホームページに載ってはいるが、その記事は絶対に見つけられない場所に隠されている。
 4か所の浄水場で売っていると書いてあるが、普通の市民は浄水場がどこにあるかは知らないし、地図もない。
 民間のどこの商店で売っているのかも書いてない。
 結論。--市の水道部はまったく売る気はない? --

 2月24日の一般質問で、今後、『広報くき』に毎号宣伝を掲載するとか、市役所本庁舎や総合支所で販売する、他にも販売個所を増やしていくよう提案した。
 市民課のカウンターに積んで、となりに代金の箱を置いて、お客さんに勝手に100円と引き替えに持っていってもらってもいいのではないか。
 いちいちお役所の領収書を発行するなんてばかなことはしない方がいい。
 箱買いしてくれる人には割引してもいいんじゃないか。
 市役所でお客さまや会議用にまとめて購入したり、災害の備蓄用に何千本かまとめて購入して、秋の防災訓練に市民に配ってもいいのではないか。
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by tomoni_k | 2011-02-25 10:49 | いいもの