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【最悪】 原発震災と久喜市内の放射線量

 3月11日の大震災と、その後の東京電力福島第一原発の大事故による爆発、放射能漏れが続いている。

 私は14日には市に対して「早急に放射能測定器を購入した方がいい」と申し上げ、また25日には市長と水道部長にメールを出して久喜市の水道水の放射能測定を実施して公表するよう求めた。

 市では3月23日に携帯型放射線検知器を購入(36万円)して、25日以降、毎日午前9時と午後3時に市役所庁舎における空中放射線線量の測定を実施して公表している。
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⇒久喜市内の空中放射線量測定結果

 また久喜市内の浄水場と給水口(水道の蛇口)における放射線測定も実施してその結果をホームページ上に公表している。
⇒水道水中の放射線量測定結果

 市役所庁舎の空中放射線量は、福島第一原発からの大量の放射能物質の放出が続いていた(であろう)3月中は「0.1マイクロシーベルト」を超えていたが、それ以降はほとんど「0.05~0.1マイクロシーベルト」の間におさまっている。

 さて、今日(4月28日)朝9時に、市役所庁舎の空中放射線量について職員といっしょに測定器の数値を確認したのであるが、その時点では「0.28マイクロシーベルト」となっていて、昨日までよりもかなり高めであった。
【最悪】 原発震災と久喜市内の放射線量_f0153547_11122751.jpg

 職員は安定していない可能性があるので、安定してからもう一度計ってみると言っていた。
 確かに、写真を撮るために表示面をこちらがわに向けて動かしたのだが、少し動かしただけで、数値が安定しないことがあるのだという。
 それでも測定結果はそのままの数値を公表した方がいいのではないか。

 なお、埼玉県は県庁で毎日1時間ごとに放射線量の測定を実施していて、県のホームページに公表されているが、その数値はほとんど「0.05~0.09」であり、久喜市の「0.05~0.1」という数値もほぼ同じ水準で推移していると見られる。
 ちなみに、大震災以前の埼玉県での観測データは「0.031~0.060マイクロシーベルト」と発表されているから、それと比較すれば、原発大事故以降の埼玉県内の放射線量が確実に上がっている。

 さらに市の教育委員会では、4月21日以降、市内の小中学校の校庭における放射線量の測定を実施した。
 全校ではなくて、各地区2~3校ずつ、9校で測定していて、地上1mくらいの位置で「0.05~0.16」という数値が出ているのであるが、公表するかどうかは決めていないという。
 それで私は今日の朝、学校教育課長に対して、「むしろ積極的に公表して安全性を確認してもらった方がいい」ということと、校庭地表面での数値を測定するよう求めてきた。

 いずれにしろ、私たちは、原発震災以前よりは確実に上昇した放射線を少なからず浴びながら、「直ちには健康に影響はない」とされる範囲ではあるが確実に体内に取り込みながら、暮らしていかざるを得ない現実に、真っ正面から向き合う必要がある。

by tomoni_k | 2011-04-28 11:29 | 最悪だ