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平沼落堀川の水門は動くのか

 20年くらい前、青葉5丁目地区で降雨時にはたびたび道路冠水や住宅への浸水被害が起こっていた。
 マンホールから雨水が下水道に流れ込んで、家庭のトイレが流れなくなったり、ひどい時には逆流したりした。
 根本的には地盤沈下で雨水排水がうまくいかなくなっていることが問題だったのだが、何とか浸水被害を防ごうとしていろいろな対策を取ってきた。
 私も、議会で何度も具体的な対策を提案した。
 その結果、平沼落川の浚渫と柵渠のかさ上げ、住宅地から雨水が流れ込むU字溝に逆流防止弁の設置、青葉小学校のグラウンド地下に雨水浸透貯留槽の設置、5丁目公園の地下に雨水の一時貯留槽と排水ポンプの設置、平沼落川が青毛堀に流れ込むところに逆流防止の水門の設置などが実施された。
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平沼落堀川の水門、向こうは青毛堀川

 だいたい1990年代後半から2000年頃までに、これらの対策工事が実施されて、その後も豪雨時に一時的に道路冠水することはあるが、以前のようなひどい浸水被害は減少している。

 先日、5丁目の住民から、平沼落川の水門の管理はちゃんとやっているのだろうか、点検はしているのだろうかと聞かれたので、管理担当課である市の下水道課に問い合わせてみた。
 ちょうどこの水門が設置された頃、青毛堀の改修で流量に余裕が出てきていたこともあって、設置されて以降、青毛堀からの逆流防止のために実際に水門が閉められたことはない。
 だから、この20年くらいの間、点検も動作確認も行われてきていなかったらしい。

 しかし最近はたびたび異常気象やゲリラ豪雨の発生もあるから、いつ実際に動作させることが必要になるかもわからないので、点検と動作確認はしておくべきだろう。
 というわけで、7月18日、上下水道部長や下水道課長、担当職員が点検に来たのだったが、水門を下げるモーターが動かない。
 手動のハンドルは動くようだが、うかつに作動させて閉めてしまったら、その後で元通りに開けられるかどうかもわからない。
 それでこの日はあきらめて、あらためて図面を確認して専門業者に依頼する方向で、検討することになった。
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職員が水門の上に上って動かそうとしたが…


by tomoni_k | 2017-07-19 08:45 | 「変」じゃない