東公民館の庭にあるオブジェ?たち
掲載日 2006年2月
東公民館の庭にはいくつかのオブジェが並んでいる。
a.水の出ない井戸
この井戸は、公民館が開設されたときに設置された。
もっとも最初に設置されたときにも、本当の地下水を汲み上げていたわけではない。
地下に設置した雨水の貯留槽に溜まった水を汲み上げるようになっていた。
ところが、設置後まもなく、誰かがいたずらして砂をぶち込んで、ポンプが動かなくなった。
普通なら修理するのだすが、「どうせまたいたずらされるから」と判断したのか、そのままにされ、その後、コンクリートで固めて、動かなくしてしまった。
地下の貯水槽自体も埋めてしまったのか、雨水利用の機能は今でも生きているのかは定かでない。
b.「日時計だったもの」の残がい
同じく東公民館の庭に、しゃれた台の上に日時計が設置された。
これも、いつのまにか、日時計の、三角形の「針」が壊されて持ち去られ、時間の影を作らなくなってしまった。
それきり、修理もされずに、単なる円盤を乗せた台が、そのまま置かれている。
c.このベンチを設置した人のセンス 建物の脇に設置されている、しゃれたベンチである。
本当にしゃれていて、これを選んだ人(設計者)の方の、センスも感じられるが、
しかし、使い勝手がいいかどうかというと…。
座席部分は小さくて、ちょっと怖い、たいへん座りにくい、座るのに、注意が必要なベンチである。
鋳物でできていますから、座り心地はものすごく悪い。
これを選んだ人は、使う人に配慮しようという感受性がないといわざるをえない。
そういう意味での人間的センス、相手を思いやるセンスが疑われる、オブジェである。
by tomoni_k | 2007-11-08 18:16 | 「変」だ