だれも知らない小さなコート
市役所の裏手、機械室の屋根の上に小さなコートがある。
昔、職員が昼休みなどに、ここで「テニポン」というレクリエーションをやっていた。
コートの床面の塗装やペイントは剥がれかけているようだ。
ボールが落ちないように、高いフェンスが張られているが、フェンス自体の安全性はだいじょうぶかも心配ではある。
このコートに行くには、2階の下水道課の事務室を通って、課長席の後ろの窓枠を乗り越えて出なければならない。
もう何年も、このコートを使う職員を見ることはない。
市民はこのコートに行けないし、使えない。
このコートは地上からは見えないから、ほとんどだれも知らない。
by tomoni_k | 2007-11-15 09:10 | 「変」だ