今日(9月1日)の朝8時から予定されていた防災訓練は、雨天のために中止となりました。
6時半に市の消防防災課から「雨が強くなってきたのと、グラウンドの状態が悪いため中止します」という電話連絡がありました。
防災訓練は市内4会場で予定されていました。
案内状には「いずれの会場も雨天中止。災害発生の怖れがある場合やグラウンド状況により中止とすることもございます」と書かれてはいたのですが、昨年に続いて2年連続の中止となってしまいました。
鷲宮会場は特にグラウンドに地盤が悪いため、3年連続の中止です。
どんな状態なのかを確認しておこうと思って、私はいちおう8時に久喜地区の会場である総合運動公園に行ってみました。
昨日の内にすでに多くのテントが設置されて、準備は完了していましたが、確かに地面はかなりぬかるんでいました。
雨の中で職員の方が立って案内をしていたのと、テントなどの撤収のためにトラックが集まってきていました。
確かに、担架の作成と搬送、応急手当、倒壊建物救出訓練など、予定していたいろいろなイベントや体験コーナーの実施はむずかしかったかも知れないとは感じました。
それでもあえて言っておけば、規模や時間を大幅に縮小して、またイベントやコーナーを大幅に絞って、できるものだけでも実施してよかったのではないかという、率直な感想を抱きました。
特に、雨の中の参集訓練などは避難誘導訓練を兼ねて位置づけられていたのですから、参加を予定していた市民の皆さんに集まってもらって、準備していたいろいろな救急用品グッズや非常食などを渡して帰ってもらうだけでも意味があったのではないでしょうか。
昨年も中止になった後に、市民の方とお話ししていて、「雨が降っていたけど、家を出ようとしたら中止の連絡が入った」「集まるだけでもやっていいと思うんだけど」などの感想を聞きました。
そこで今後、ただ一律に「雨天中止」ではなくて、雨天の場合にはとにかく集まってもらって、できる取り組みだけを実施することにしておくというのはいかがでしょうか。
市民の皆さんにも、雨の場合は大幅に縮小して実施するという予定をお知らせしておいて、集まれる方だけ集まってもらえれば、むしろその意義は大きいと思うのです。
担当課はグラウンドコンディションが悪いのを心配しているらしいのですが、参加者の自己責任で長靴ででも来てもらえばいいだけの話です。(以前は、ネクタイをしめて革靴で参加した来賓もいましたが、もともと防災訓練にそんなのは論外です)。
フルバージョンの訓練と、雨天の場合の縮小バージョンと、2通り作成しておくのは、職員の方には負担かも知れませんが、議会で検討を提案してみようと思います。
私は社会福祉協議会が準備していた「災害ボランティアセンター立ち上げ訓練」に、市内のボランティア団体でいっしょに参加する予定で、みんなも意気込んでいたのですが、中止になってしまい、本当に残念でした。