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【「変」だ】 教育委員会の事務室は市民が取っつきにくい

 昨日、学区等審議会が開かれたので、旧理科大跡地の教育委員会に行ってきた。
 教育委員会事務局の前の廊下を歩きながら、市民を拒絶しているような冷たい建物だなあと改めて思わないではいられなかった。
 それはなぜか。
 当然のことながら、もともとこの建物は大学の管理棟の事務室だから、職員はすべて壁に仕切られた執務室の中にいて、廊下をだれも歩いていない。
 一部の執務室には廊下側に高いカウンターがあって、窓も開いているのだが、その前を通る時は、何となく監視されているような、そして中を見てはいけないような感じになるのである。
 もしも、市民がたとえば生涯学習課とか、学務課に用事があって来たとしてら、市民はどういう行動を取らなければならないか。
 生涯学習課の場合は、カウンターに開いた窓から「すみません」と呼びかけなければならない。
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 カウンターの前に立って職員と話をし、用事を申し込んで、終わるまで立ったままでいなければならないのだろうか。
 学務課の場合は、扉を開けて部屋の中に入っていかなければならない。
 自分の用件の担当がどこの課だかわからない、どこの課に行けばいいかわからなかった場合、たとえば総務課の扉を開けるのはかなり気を遣うし、勇気がいるのではないか。
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2階   ↑学務課   ↓教育総務課
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 市役所はすべてオープンで、ロビーのどこからでも事務室全体を見ることができる。
 全部の階のすべての課にローカウンターが設置されていて、職員はカウンターのすぐ向こうにいるから、とても声をかけやすくて、職員もすぐに「どうぞお座りください」と言ってくれる。
 それに比べて、この教育委員会の執務室の何と取っつきにくいことか。

 まだ旧理科大の建物は改修中で、教育委員会の執務室もこれから動くことになっているのでやむを得ない面はある。
 しかしそれにしても、全面的な改修が終わってそれぞれの課が動くまでは1~2年かかるから、それまではこのまま、市民が寄りつきにくいままでいるのだろうか。
 とりあえず、壁と扉をはずして、全部の課に市役所と同じローカウンターを設置して、市民が座って話ができるようにイスくらいは置いてはいかがか。

 教育委員会が市役所本庁舎の4階にあった時も、菖蒲支所2階に移った時も、ローカウンターだった。
 その時と、現在と、どちらが市民が来やすいか、市民が親しみが持てて身近に感じやすいか、職員の皆さんもわかっているのではないか。
 
 このブログで、これまでも教育委員会の建物への入りにくさや暗さを指摘して、かなり改善はされてきた。

by tomoni_k | 2018-10-02 18:10 | 「変」だ